子の特性の程度によって、子育ての難易度はバク上がりします💧
他の多くの子が、難なくしていることができないと
親としても焦ってしまい、
子を責めてしまうことがあります…(ありました😅)
しかし、ネガティブな発言を続けてしまうと
子にとっては失敗体験が積もり
自己肯定感が育ちにくくなってしまいます…
失敗体験が繰り返されると、
自信がなくなったり…
心理的に不安定になったり…
暴言や暴力が出たり…
気力が起きにくくなったり…
二次的な困難が生じてしまう場合があります💧
今回は、『二次障害』を防ぎ、自己肯定感を育むためのサポートを、以下の文献を参考にしながら、一緒に学んでいきましょう💪
【【参考文献】
🍀『二次障害』とは?
『二次障害』とは、発達特性や障害による困難が原因で、心理的な負担や社会的不適応が生じることを指します。具体的には以下のようなものがあります。
- 不安障害や抑うつ状態
- 自尊心の低下
- 行動の問題(暴言・暴力・登校しぶりなど)
適切なサポートによって、こうした二次障害の発生を防ぐことができます
また、すでに二次的な困難が生じている場合でも、二次障害は治せます。
かなり時間はかかります…
本来の『特性』は治るものではないですが、
周囲が『特性』に応じた関わりを続けることで、小さな成功体験を積み重ね、自己肯定感を高めていくことが、本人のこれからの豊かな人生につながると信じています✨
🍀無条件の肯定「あなたはあなたでいい」
子どもが「ありのままで大丈夫」と感じられることが重要です。
得意な面も
苦手な面も
全部ひっくるめて、
「あなたが好き」
「あなたが大事」
「ここにいてくれるだけでいい」
というようなメッセージを伝えることが自尊心の向上につながります🌱
- できる・できないに関わらず受け入れる
- 存在そのものを肯定する言葉をかける
- 誰かとの比較ではなく、過去の本人と比較し、成長を認める
🍀実行機能のサポート
・着替え
・朝の用意
・帰ってきた後の荷物整理
・片付け
などなど…
実行機能とは、ある目的に対して、集中して計画・実行・見直しをする力のこと。
これが苦手な子は、
片付けている途中で別のことをしてしまう…
朝の支度がなかなか進まない…
今するべきことから、それてしまう…
(うちの息子です…💧)
実行機能に課題がある場合、以下のようなサポートが有効です🕑
- タスクを細かく分ける
- スケジュールやチェックリストを活用する
- 視覚的な手がかりを用意する
- タイマーを活用する
- 音楽をかけて、終わるまでに実行する
🍀家庭は心の充電器
家庭は、子どもが安心して過ごせる場所であることが重要です。
『家では、ありのままの自分でいい』
『ありのままの自分を、家族は認めてくれている』
このように、子どもが感じていると、外(学校など)の社会で、嫌なことがあったり不安なことがあっても、家庭を安全基地として、エネルギーを充電し頑張る力が湧きやすくなります❤️
- 『あなたはあなたでいい』と思って接する(無条件の肯定)
- 「おかえり」「いってらっしゃい」「おはよう」「おやすみ」などの声かけを大切にする
- ルーティンを決めて、生活リズムの安定した環境をつくる
- 失敗しても努力を認め、受け止める
- 親が心穏やかに過ごす→親もリフレッシュする時間・機会をできる限り作る
🍀伝わるように褒める
「すごいね!」だけでなく、子の行動に興味をもって、具体的に褒めることで、子どもは自信を持ちやすくなります。
- 「○○をがんばったね!」と努力を認める
- 「○○が上手になったね!」と成長を具体的に伝える
- 褒めるときは子どもの目を見て伝える
- 『周りの誰かと比べて』ではなく、『ちょっと前の自分』と比べて成長を言語化して褒める
🍀自己効力感を高める
子が
失敗した時
難しい課題だと感じた時
🔥「自分ならできる!」
という感覚が、自己効力感(セルフエフィカシー)です🔥
自己効力感が高い子は、少しの失敗や困難にぶつかっても、なんとか乗り越えようとするエネルギーが出やすいです。
自己効力感は、自立して社会で豊かな人生を歩むためには、
とてもとても大切な力だと考えています💪
- 小さな成功体験を積み重ねる
- チャレンジを促し、達成感を味わわせる
- 失敗しても、『できるようになったこと』に目を向けて一緒に振り返る
- 完璧を求めない『できたこと』に目をむける
🍀特性に応じたちょうど良いサポート
子の特性が強いと、集団生活・社会生活になんらかの困難が生じることがよくあります…
そんな時には、特性に応じたちょうど良いサポートをすることが大切です。
ちょうど良いサポートとは
🌱子どもが、一人ではできないけれど、支援があればできること
に対して、サポートをしてあげることで、一人でできることを少しずつ増やしていくことです(発達の最近接領域)
🌱 特性による困難に対する支援(視覚支援、スケジューリングなど)する
🌱 先回りに対応しすぎて、子どもの成長のチャンスを奪うことないようにする
などの心構えが大切です✨
- 口頭よりも視覚的な指示を増やす
- 感覚過敏がある子には環境調整をする
- 注意が散りやすい場合は作業環境を整える
- 一人でできることと、一人ではできないことの境界に支援する
🍀子の興味を認め広げる
興味や得意なことを伸ばすことで、自己肯定感が高まります。
子が何かに興味をもっている場合は、それを決して否定せず、親が教えてもらったり、一緒に不思議がって調べてあげたりする態度が、子どもの好奇心をさらに深めます。
一見、将来に役に立たないように感じることも、その興味・関心を通して子どもたちはたくさんのことを学んでいきます。
大人には、回り道で無駄な努力だと感じてしまうかもしれませんが、子どもにとって、興味にどっぷり浸かってる時間は脳を活性化させます
ぜひ、おおらかな気持ちで見守っていただきたいと思います
一方、子どもが興味・関心が特にない場合もあります。
興味のもち方は人それぞれで、どんなものに興味をもつかは分かりません。
親は、子が興味をもつことを無理やり見つけようとせず、いろんな場に出かけて体を動かしたり、自然体験をしたり、いろんな作品に触れたりする機会を作ってあげることが大切だと考えています🌱
- 興味のあることを深掘りできる環境を作る
- 子どもの話をしっかり聞き、共感する
- 外で様々な社会・自然体験を積む
🍀文化資本に触れる
多様な文化的経験が、子どもの視野・興味を広げます。
自分ではなかなか体験できないことも疑似的に体験できるので、自分の周りの狭い社会のみに捉われず、より俯瞰的に社会を見る素地を高めていけると考えています🌈
- 本や音楽、美術館などに触れる機会を増やす
- いろいろなジャンルの映像や動画に触れる
- 親も一緒に見て、感想を共有する
🍀子にとってのメンターを見つける
家族以外の信頼できる大人との関わりが、子どもの成長に良い影響を与えます。
- 先生や指導者、親戚などの関係を活用する
- 相談できる大人がいる環境を作る
- 子ども自身が憧れる存在を見つける
🍀まとめ
二次障害を防ぐためには、子どもの自己肯定感を高めるサポートが重要です。日々の関わりの中で、以下の点が大切です
- 無条件の肯定
- 実行機能の支援
- 褒め方の工夫
- 興味や特性の尊重
家庭を安全基地とし、子どもが安心して成長できる環境が、子どのも自尊心を高め、自立力を高めていけると信じています✨
【【参考文献】
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます🍀
この記事を読まれた方が、
少しでも『二次障害の予防』について興味を深めていただき、
少しでも参考になれば嬉しいです🌈
今後もできる限り有益な記事を書いていきますので
よろしくお願いします。
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