「もっと頑張ろう」
「もう一つ増やそう」
と思ったその瞬間から、私たちの仕事や毎日は、少しずつふくらんでいきます。
気づけば、やることリストが長くなり、時間も心も余裕がなくなってしまうことはありませんか。
でも実は、前に進むきっかけは、
「足すこと」ではなく「引くこと」
から生まれることもあります。
引き算思考とは、いらないものや重なっていることをそっと手放し、本当に大切なことだけを残す考え方です。
今回は、以下の文献を参考に、『引き算思考』について一緒に考えていきましょう💪
忙しい教育現場や日々の仕事の中で、この視点を持つだけで、気持ちも働き方も、ぐっと楽になることを信じています✨
【参考文献】
人間の足し算本能とは?
人は本能的に、
「増やすことで安心したい」
と感じる生き物だと言われています💧
頑張っている証として、仕事を増やしたり、役割を引き受けたり、やることをどんどん足してしまいがちです。
足し算本能が働く場面(学校現場)
- 授業資料を「念のため」と増やしてしまう
- 学級のルールや活動を次々と追加してしまう
- 書類やチェック項目を減らせず、そのまま残してしまう
その結果、内容は充実しているのに、何が一番大事なのかが見えにくくなることもあります。
まじめで責任感が強い人ほど、この足し算本能は強く働きやすいものです。
だからこそ、ときどき立ち止まって、「これは本当に必要かな?」と考える時間が大切になります。
引き算思考『レス』と『ロス』の違いとは?
「減らす」と聞くと、「手を抜いているように見えそう」「質が下がるかも」と不安になることもありますよね。
でも、引き算思考が目指しているのは、
“ロス”ではなく“レス”です。
ロスとレスの違い
ロス:大切なものまで失ってしまうこと
レス:いらないものだけを取りのぞき、本質を残すこと
たとえば、
- 説明が長くなりすぎた部分を削る → レス
- 学びの中心になる問いを削る → ロス
引き算思考は、「やめること探し」ではありません。
「これだけは残したい」という大事なものを見つけるための考え方なのです。
引き算思考の3ステップ
引き算思考は、センスや才能ではなく、ちょっとした手順で身につけることができます。
ここでは、学校や日常の仕事でもすぐに試せる3つのステップを紹介します。
改善しようと思う前に引き算する
困ったことがあると、つい「何を足そうかな」と考えてしまいますよね。
でも、その前に一度、「これは本当に必要かな?」と問いかけてみてください。
見直しのヒント
- これは誰のための作業だろう
- いちばんの目的は何だろう
- ほかの仕事と重なっていないかな
たとえば、学級通信づくりが大変に感じたときは、
- 毎週出さなくても大丈夫かも
- 連絡アプリと同じ内容になっていないかな
こんなふうに見直すだけで、気持ちにも時間にも、少し余白が生まれます。
気づいてもらえるレスを貫く
ただ減らすだけだと、「やらなくなったのかな」と思われてしまうこともあります。
だからこそ、「その分、ここを大事にしています」と伝えることが大切です。
レスを伝えるコツ
- なぜ減らしたのかを、ひとこと添える
- 残した部分に力を入れている様子を見せる
- 小さな変化や成果を共有する
たとえば、会議の資料をシンプルにしたなら、
- その分、話し合いの時間を多めにとる
- 出た意見を短くまとめて、あとで共有する
「減らした先に、何を大切にしているのか」が伝わると、安心感と信頼につながります。
引き算したものを再利用する
やめたことや減らしたものは、実は宝物になることもあります。
形を変えるだけで、別の場面で役に立つことがあるからです。
再利用のアイデア
- 使わなくなったプリントを、家庭学習用に配る
- 行事の資料を、来年のひな形として残す
- 会議メモを、研修用の資料として共有する
引き算は「終わり」ではなく、「新しい使い方の始まり」なのです。
足し算ばかりで、仕事が膨らむ教育現場
教育現場には、子どもたちのために頑張りたいという気持ちがあふれています。
その一方で、
「去年もやったから」
「念のために」という理由で、
仕事が少しずつ増えていくこともあります。
膨らみやすい仕事の例
- 行事や校内研修のための資料づくり
- 保護者へのお知らせや報告書の作成
- 評価や記録の入力作業
どれも大切な仕事ですが、全部を完璧にやろうとすると、心も体も疲れてしまいます。
先生自身が元気でいることは、子どもたちにとっても、とても大切なことです。
だからこそ、ひとりで抱え込まず、チームや学校全体で引き算思考を持つことが大事になります。
教育現場でできる引き算思考
引き算思考は、大きな改革をしなくても、今日から少しずつ始められます。
すぐに試せるヒントをいくつか紹介します。
実践のヒント
- 会議の引き算
- 議題は3つまでにしぼる
- 説明は事前に共有して、当日は話し合い中心にする
- 授業の引き算
- 活動を減らして、問いを一つ深める
- 板書やスライドの情報を少なめにする
- 評価の引き算
- 観点を整理して、迷いにくくする
- 同じ内容の記録はまとめる
- 連絡の引き算
- 紙とデジタルの二重管理をやめる
- 連絡方法を一本にしぼる
小さな引き算を重ねていくと、少しずつ、心にも時間にもゆとりが生まれてきます。
最後に
引き算思考は、「やらないことを決める勇気」と言いかえることもできます。
それは、楽をするためではなく、大切なことにしっかり力を注ぐための選択です。
引き算がくれるもの
- 減らすことで、見えてくる大切なこと
- 削ることで、残っていく本当に必要なもの
- やめることで、始まる新しい一歩
忙しい毎日の中で、ほんの少し立ち止まって、
「これは今の自分や子どもたちに、本当に必要かな?」と問いかけてみてください。
引き算の先には、きっとあなたにとってのブレイクスルーがあると信じています。
【参考文献】
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます。
スキ・フォローとても励みになっています🍀
この記事を読まれた方が、
少しでも『引き算思考』
について興味を深めていただき、
少しでも参考になれば嬉しいです🌈


コメント