自ら『考え行動する力』
AI等の技術の発展により、これからより一層必要不可欠になってくる力です。
教育現場でも、
『思考力・判断力・表現力』
をいかに高めるかが重要視されています🧠
今回は、以下の文献を参考に、
子どもの『考える力』
を伸ばすために、大切な関わり方について一緒に学んでいきましょう💪
【参考文献】
大人が先回りしない?
日常生活の中に、子どもが困る(困りそうな)場面はなんでしょうか。
・おもちゃが見つからない
・取りたいけど届かない
・着替えに時間がかかる
などたくさんあると思います。
そんな時、良かれと思って大人が先回りして問題を解決してしまうと、
子どもは考えなくても目的が達成されてしまいます。
良かれと思ってしていることが
子どもの考える機会を奪ってしまっていることがあります。
私も子どもが小さい時に、先回りしすぎていたなと反省しています…
子どもが困りそうな場面を見つけても、ある程度は静観し
子どもからの要求を待ちます。
好きなおもちゃを指さして「あれとって」
と子どもから言ってきたらコミュニケーションのチャンスです✨
自分の行動によって、目的が達成できた(ついでにコミュニケーションも取れた)経験の積み重ねが、『自ら考える力』を伸ばしていきます。
子どもから要求がない場合も、
大人が、子どもの困り感を悟ってすぐに手を出すのではなく、
「どうしたの?」
「どうしたいの?」
「何に困っているの?」
などと問いかけて、子どもからの要求を促すことが大切です🍀
子どもが困る場面をあえて作る?
日常生活で、子どもが困る場面はたくさんありますが、
子どもが困る場面をあえて増やそうという提案です。
例
・食卓にコップが一つ足りない
・晴れの日に玄関に長靴がある
・寒い日に、半袖の着替えを出しておく
・遊びたいおもちゃを片付けておく …etc
「ただでさえ困る場面が多いのに、さらに増やすの?」
と疑問の声が聞こえてきそうですが、困る場面をあえて作るメリットをいくつか紹介します。
① 大人が観察しやすくなる
大人が困る場面を設定しているので、子どもの言動を観察しやすくなります
子どもがどこで躓いているのか
子どもの考える力はどの程度か
計り知るきっかけになります。
例えば
晴れの日に、玄関に長靴が置いてあるとき
子どもがなんの疑問も持たずに長靴を履くのか
疑問を感じて何か行動するのか
最初から最後まで観察することができます。
褒めるきっかけにも
大人が普段の関わり方を振り返るきっかけにもなります。
② 子どもに『ちょうど良い課題』を設定できる
日常生活の子どもにとって予期し得ぬ困りでは
今の実態にあっていない(レベルが高すぎる or 簡単すぎる)課題になってしまうことがあります。
子どもに考える余地を残す?
先ほどの長靴の例で考えてみましょう
雨の日に、親が玄関に長靴を置いておく
↓
子どもは特に深く考えずに長靴を履く
この場面で
雨の日に、玄関に運動靴・サンダル・長靴を置いておく
↓
子どもは、自分なりに考えて履く
↓
なんでそれを選んで履いたのか、子どもに問いかける
※明らかに不適切な場合でも、親が介入せずに見守ることが大切
↓
大雨の日に運動靴を履いて「失敗した」と言う経験が考える力を伸ばします
後処理が面倒ですが…
こっそり長靴を持って行っておくこともいいかもしれません。
子どもからの要求があれば、靴を替えられるように。
このように、子どもが自分で『考える余地』を残しておくことが
子どもの考える力を伸ばすことに繋がります
その『考える余地』は
目の前の子どもにとって
簡単すぎず難しすぎない、ちょうど良い余地
になっていることの重要ですね🍀
最初〜最後まで観察👀する?
子どもの『考える力』を伸ばすのに重要なこと
最初〜最後まで観察した上でフィードバックすること
子どものトラブルを見つけ、
途中から仲裁に入っても
良い指導をすることは難しいです。(経験済み)
子どもによって言うことがバラバラで
事実確認に時間がかかってしまうからです…
しかし、日常でずっと観察することなんて、不可能に近いです💦
そこで、これまで紹介したような、
子どもが困る場面をあえて作ったり、考える余地を残したりする
↓
観察開始のタイミングが明確になる
↓
最初〜最後までの行動を観察しやすくなる
↓
子どもの言動の理由を適切にフィードバックできる
↓
子どもの『考える力』を養う
まとめ
子どもの『考える力』を養うために大切なことを紹介してきました。
・大人が先回りしすぎて、子どもの考える場面を奪っていないか
・子どもに考える余地が残せているか
・子どもが困る場面を設定できているか
・子どもの言動を最初から最後まで観察できているか
・子どもに言動の理由を考えさせているか
(「なんで長靴を選ばなかったの?」など)
日常生活でも少し意識すると
子どもが考える場面が増えていくのではないかと思います🍀
一緒に、子どもの『考える力』を育んでいきましょう💪
【参考文献】
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます🍀
この記事を読まれた方が、
少しでも『考える力』の伸ばし方について興味を深めていただき、
自分やお子さんの将来の職業や生き方について、
少しでも参考になれば嬉しいです🌈
今後もできる限り有益な記事を書いていきますので
よろしくお願いします。
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