
うちの子、本をぜんぜん読まないんです…
そんな声をよく耳にします…
最近は
・スマホ
・動画
・ゲーム など
子どもたちの近くに楽しいものがたくさんありますね…
「その楽しみの一つとして『読書』もある子にしたい!」
子育てをしながら、よく考えいます。
読書には、
“静かな時間”の中でしか味わえない楽しさや学びがたくさんあると考えています📗
とはいえ、
「読書しなさい!」
と叱っても、読書にネガティブな感情を与えてしまい、ますます本から遠ざかってしまうのが現実ではないでしょうか。
読書は“努力”ではなく“ハマる体験”が大切だと考えています📗
今回は以下の文献を参考に、
子どもが自然と読書に夢中になるためのポイントを、
家庭でできる工夫と一緒にご紹介します✏️
【参考文献】
ポイント① 本がすぐに手に取れる環境
子どもが本を読むようになるかどうかは、
「本が身近にあるかどうか」
で大きく変わります。
本が本棚の奥にぎゅうぎゅうに詰められていたり、高い場所に置いてあったりすると、なかなか手に取りづらいもの。
大切なのは、
本が子どもの
👀目につく場所
🖐️すぐ手に取れる場所
にあることです。
例えば…
- リビングやダイニングに数冊置いておく
- 枕元や車の中に、お気に入りの本を置く
- トイレや玄関に小さな本コーナーをつくる
「読むぞ!」と気合を入れなくても、
“つい手に取る”状況をつくるのがポイントです。
また、図書館や本屋さんに定期的に出かけることもおすすめです。
「どんな本にしようかな?」と選ぶ時間自体が、読書の入り口になります。
我が家では、2週に1回は図書館へ出かけるようにしています📗
ポイント② 読書=ポジティブな感情を定着させる
読書を好きになるためには、
「読書=楽しい」
と感じる経験を重ねることが大切です。
子どもは、
“うれしい”
“おもしろい”
“ほめられた”
“認められた”
という感情と結びついた行動を自然と続けます。
たとえば――
- 読み終えた本について、笑顔で「どんなお話だった?」と聞く
- 面白かった場面を一緒に笑いながら話す
- 「その本いいね」「よく見つけたね」とほめる
- 誕生日などに本をプレゼントする。
こんなふうに、読書を“親子の楽しい時間”にしてあげることが大切です。
逆に、「ちゃんと読みなさい」「もっと長い本を読みなさい」と言われると、読書が“やらされること”になってしまいます。
まずは「楽しい気持ち」と一緒に本と出会えるようにすることが大切です🍀
ポイント③ 読み聞かせ
読書好きの子どもたちの多くは、幼いころにたくさん「読み聞かせ」をしてもらっています。
読み聞かせは、ただ字を読むだけではありません。
声のトーンや抑揚、ページをめくる間合い、そして親の表情。
その全部が「お話の世界」をリアルに感じさせてくれます。
心理学の研究でも、
読み聞かせが「言葉の力」「共感力」「想像力」を育てる
ことが分かっています。
ポイントは、「毎日少しでもいいから続けること」。
1日3分でも、寝る前のほんのひとときでもOK
親子で同じ本を読む時間が、子どもの心に“読書のぬくもり”を残してくれると信じています✨
ポイント④ 親が読書する姿
子どもは、言葉よりも「親の姿」から学びます。
「本を読みなさい」と言うよりも、
親が楽しそうに読んでいる姿を見せる方が、ずっと効果的です。
たとえば、
- 休日の午後にソファで本を読んでいる
- 毎朝本を読んでいる
- 寝る前に少し本を開く
- 「この本おもしろかったよ」とさりげなく話す
そんな姿を見て、子どもは「本って大人も楽しむものなんだ」と感じます。
読書は“教えるもの”ではなく“見せるもの”。
読書は、大人にとっても欠かせないことだと考えています。
最低でも週1冊は読むことを続けています📘
家庭の中で「本が自然にある風景」をつくることが、いちばんの読書教育です。
個人的には、朝読書がオススメ
人にもよりますがわたしは、朝は頭がスッキリしていて
夜の3倍くらいの速度・理解力で読み進められるなと実感しています📗
いきなり「本好き」にしようとはしない
「どうすれば本を好きになりますか?」
と聞かれたとき、いちばん大事なのは“焦らないこと”です。
読書は、“読む力”だけでなく、“読む気持ち”が育つのを待つ時間も必要です。
- 途中で読むのをやめてもOK
- 興味のあるジャンル(動物・乗り物・冒険など)から始める
- 「読まない時期」があっても心配しすぎない
子どもにとって、本は「まだ出会っていない友だち」みたいなもの。
焦らず、いつかその子のタイミングで出会えるように、そっと見守る気持ちが大切です。
絵本、漫画もOK 本への橋渡し
「漫画ばかり読んでいて大丈夫?」
と不安になる方もいるかもしれません…
でも、漫画も立派な読書体験です。
絵と文字の両方を使って物語を理解する漫画は、想像力・理解力・共感力を育ててくれます。
そして、漫画で「お話を読む楽しさ」を知った子は、その後、自然と活字の本にも興味を持ちやすくなります。
おすすめは、「ステップアップ式の読書」。
- 絵本 → 児童書 → ライトノベル → 一般書籍
- 絵本 → 漫画 → 図鑑・ノンフィクション
こんなふうに少しずつ「読む世界」を広げていけばOKです。
読書の入り口はどこからでもいいのではないかと思います📗
読書量が多いと賢くなるのは本当?
読書がもたらすうれしい効果
「本を読むと頭がよくなる」――これは事実です。
「頭がいい」→「本を読む」
と一般的なイメージがありますが、
「本を読む」→「頭が良くなる」→「もっと本を読む」
が本質だと思います📗
読書によって育まれるのは、単なる知識だけではありません。
“生きる力”も育ちます。
- 語彙力・表現力が豊かになる
→自分の気持ちを言葉で伝えるのが上手になります。 - 理解力・考える力がつく
→文章を読み取る力は、教科学習の土台になります。 - 共感力が育つ
→登場人物の気持ちを想像することで、人の心に寄り添う力が高まります。 - 集中力がつく
→本の世界に入り込む体験が、「集中する楽しさ」を教えてくれます。 - ストレスがやわらぐ
→心理学の研究では、読書が音楽鑑賞よりもストレス軽減効果があると報告されています。
読書は、「学力」だけでなく「心の成長」も支える、大切な時間なのです。
まとめ
子どもを「本好き」にするコツは、がんばらせることではなく、
“楽しい出会い”を積み重ねること。
- 家の中で本が身近にある
- 読書を「ほめられる・共感される」体験にする
- 読み聞かせや親の読書姿で本の魅力を伝える
- 絵本や漫画も立派な入口になる
- 焦らず、その子のペースを大切にする
本は、いつか子どもの人生のどこかで、そっと寄り添ってくれる存在になります。
今はまだ芽が出ていなくても、あなたの家庭でまいた“読書の種”は、きっと子どもの心の中で育っています。
「今日も一冊、なに読もうか?」
そんな言葉が、家の中で自然に交わされる日を楽しみに
焦らず、ぼちぼち歩んで行きましょう📖
【参考文献】
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます🍀
この記事を読まれた方が、
少しでも『子どもが読書にハマる方法』について興味を深めていただき、
少しでも参考になれば嬉しいです🌈
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