夏休み☀️がもうすぐ明ける8月末
よりナーバスになるのは
普段から学校へ通っている児童生徒よりも
普段から学校へ行けていない児童生徒である
と思います。
子「2学期から、学校頑張っていくね!」(本心)
↓
親「嬉しい!頑張って行こうね!」(期待)
↓
【2学期初日】
子「やっぱり、学校行くのやめる」(体が動かない)
↓
親「なんで!? 2学期から学校行くって約束したじゃない!」(失望・叱責)
親子の関係が悪化してしまう…
実際によくあるケースです
9月1日は一年のうちで最も自殺の多い日らしいです…
こうなる前に、お子さんが不登校になったら親はどうすればいいのか悩んだ時に、ぜひ読んでいただきたい書籍を紹介します。
『不登校』になりやすいタイプはあるの?
①高すぎる目標設定
「毎日学校へ通いたい」
↓
「毎日は通えない」
↓
「自分はダメだ」と落ち込む
「〇〇高校(大学)に入りたい」
↓
「合格できそうにない」
↓
「自分はダメだ」と絶望する
目標を設定するのは良い事なのですが、「まあこんなもんかな」とは思えない人が、「自分はダメだ」と失望したり、「もっと努力しなきゃ」と頑張りすぎてしまったりする結果
目標とうまくいっていない現状とのギャップに過度なストレスを感じてしまうことがあります。
ある程度の努力で実現可能は、小さな目標設定をする習慣がつけられると良いですね。
② 手を抜けない人
宿題や課題、テスト勉強に受験勉強、友達関係、部活動も100%頑張らなければ!
と頑張りすぎてしまう。
できたら100点
できなかったら0点
と0ー100思考になってしまう
実際に不登校になる子に多いタイプです。
100点じゃなくても
70点くらいでOK!
と思いにくいと
100点にならないことがだんだんとストレスに感じてしまいます。
「手を抜く」
とはサボる事ではなくて
「自分で考えて優先順位をつけること」です
「全て100点の結果を出そうとする」
↓
「期待した結果が得られないと、努力不足だと考えてしまう」
↓
「ストレスが積み重なり、突然学校に行けなくなる」
となってしまう可能性があります。
③ 周りの目を気にする 気を使う
思春期頃になると、相手がどう考えているか考えて話したり、周りに気配りをしたりすることができるようになっていきますが、もちろん個人差があります。
小学校高学年〜中学生の時期は
「気配りする子と、自分の思うようにする子」が混合している時期です。
気配りのできる子が、自分の思うようにする子(クラスのリーダー的存在)と「仲良くしたい」「仲間外れにされたくない」と考えすぎて、しんどくなってしまうことがあります。
すると、だんだんと学校へ行くこと自体がしんどくなってしまいます。
親が目指す3つのこと
① 家庭の笑顔を増やし本人を元気にする
親「学校行った方がいいよ」
↓
子「明日は行く」
↓
親「明日の朝起こそうか?」
↓
子「うん」(しぶしぶ)
↓
【翌朝】
親「朝だよー、学校の用意しよー」
↓
子「今日は行かない」
↓
親「昨日行くって、約束したじゃない!」
↓
子「約束なんてしてない!」(部屋にこもる)
これでは、「家庭の笑顔」と反対に、親子の関係が悪化してしまいます。
子の「明日は行く」は
「焦りの気持ちで言っているんだろうな」
「そう思っているけど、多分行けないだろうな」
と解釈しておけば、言い争うことは減ると思います。
② 焦らず心の余裕を持たせる
学校へ行けなくなっているのは、「心の骨折」と考えて、焦らず余裕を持つようにしましょう。
不登校になると、親はもちろん、子ども自身も進学や受験がある場合は余計に焦りを感じています。
「心の骨折」が完治していない
↓
焦る気持ちから頑張ろうとする
↓
自分のやろうと思ったことが全然できない
↓
さらに落ち込む
という悪循環に陥らないように気をつけましょう。
「アクセル」全開にならないよう、適度に「ブレーキ」をかけてあげることが大切です。
③ 親に愚痴を言える関係になる
大人もですが、何か嫌なことがあったとき、親身に話を聞いてくれるだけで気持ちが楽になることがあります。(解決できなくても)
学校で感じたストレスを少しでも家庭で解消することができれば「また明日学校行こう」というエネルギーが持ちやすくなります
愚痴を聞くときは、
・アドバイスをしない
・社会的に正しいこと(正論)を言わない
・行動についての話をしない
↓
これをしてしまうと、話さなくなってしまう可能性があります。
そして、頷きながら、否定しないでゆったりたっぷり聞いてあげましょう。
まとめ
「良い変化」を増やす働きかけをすることが大切だと学びました
・朝起きる
・登校する
などの目にみえる変化は、本当に良い変化ではないことがあります
「期待に応えよう」「目標を達成しよう」とアクセル全開になっているかもしれません。
家族や本人の笑顔を増やしたり、
余裕を持って接したり
愚痴を聞いてあげたりして、
子どもの状態を理解し、子どもに「敵」ではなく「味方」だと思ってもらう
ことが「良い変化」につながると考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。「子どもが不登校になった…どうしよう…」と悩まれている保護者の方や先生方に、ぜひ手に取り読んでいただきたいです。
いつも、記事を読んでくださる皆さま本当にありがとうございます。今後もできる限り有益な記事を書いていきますので、よろしくお願いします。
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