『病は気から』
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
一件単なる精神論のように感じますが、
『病気は感情でコントロールできる』ことは、脳科学的にたくさんの根拠が示されています。
今回は、以下の文献を参考に、心の病気と感情の関係性について一緒に学んでいきましょう💪
【参考文献】
『病気』と闘わない
『闘病』とよく言いますが、人は闘うことで、アドレナリンやコルチゾールなどが分泌され、血圧、血糖値、心拍数を上昇させます。
本来、自分の身を守るための戦闘モードとして、人間が進化の過程で獲得してきたものです。
しかし、戦闘モード(交感神経優位)が長く続くと、免疫力が低下したり不眠になったりと、病気にかかるリスクが高くなってしまいます。
病気とは闘うべき『敵』なのかというと
必ずしも『敵』ではないと思います。
例えば、発熱や頭痛、腹痛などの身体症状も、
脳が「これ以上無理をすると危ないよ」
と警告してくれているとも捉えられます。
病気が大きくなってしまう前に、早期に対処することが早期治癒には大切です。
病気は私たちの身体を守るための「保護装置」
精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術
『医者』と闘わない
「この医者は信用できない」
「もっといい医者にかかりたい」
など、医者の粗探しや、ドクターショッピングをしてしまうと、治療が遅れたり、治療効果が減少したりします。
『あなたは〇〇という病気です』
といきなり言われたら、誰しも「はいそうですか」
と簡単に受け入れることは難しいです。
これは『否認』のステージです。
本書では、
『否認』→『受容』→『感謝』
のステージで治療が進んでいくと紹介されています。
『否認』は「信頼」「情報」「時間」によって、
少しずつ『受容』へと移していくことができます
医者と闘うのではなく、情報を収集し、少しずつ信頼関係を築いていくことが治癒への近道です🍀
病気を治すために最も重要なのは、病気を受け入れること
精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術
『自分』と闘わない
「もっと早く病院に行っていれば…」
「あんな無茶な働き方をしなければ…」
「自分のこんな性格のせいだ…」
と自分を責めてしまう…
「自責の念」は、非常に大きなストレスになり
自責が続くと「うつ状態」に陥ってしまいます。
病気の原因を「自分の内部」ではなく、
客観的に捉えた「自分の行動」を振り返ることが大切です。
あなたがすべきことは、
精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術
自分を「責める」ことではなく、自分を「赦す」こと
『薬』と闘わない
薬に対して、ネガティブな印象を持っている方は多いです。
「薬は本当に効くんですか。」
「薬の副作用が心配です。」
「薬を飲まずに治せませんか。」
薬を飲まずに治せるならそれにこしたことはありませんが、
「薬を飲まないと治らない状態」なら、薬は治療に欠かせません。
薬は「効果がある」と思って飲んだ方が効きやすい
精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術
「飲んでも効かない」と思って薬を飲むと、効果は出ない
これは「プラセボ効果」といわれています。
「プラセボ効果」を調べたある実験では
『プラセボが痛みをコントロールする効力は、アスピリンやコデインなど一般的に使われている鎮痛剤の55〜60%』もあったそうです。
最近の研究では、「プラセボ効果」が起きる場合、オキシトシンやドーパミンなどが分泌され、「痛み」や「苦痛」を緩和するという効果が実際に確認されています。
※参考までに
『ノセボ効果』→薬に対する不信感が強いと副作用の出現率がアップする。
病気が『治りやすい人』と『治りにくい人』
これまで学んだことを表にまとめて紹介します。
まとめ
『病は気から…』
この書籍に出会い、『病気を治すには感情をコントロールすること』が大切だと学びました。
病気になったと思ってはいけないのではなく
🍀病気である(かもしれない)ことを受容する(闘わない)
🍀不安な気持ちを積極的に表現する
🍀周囲の助けを求めること
🍀『よくなる』『よくなっている』とできる限りポジティブ面に目を向けること
自分や周囲の関わる人が感情をコントロールすることで、治療を促進することができると信じています✨
【参考文献】
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます。
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この記事を読まれた方が、
少しでも『病気と感情』について理解を深めていただき、少しでも参考になれば嬉しいです🌈
今後もできる限り有益な記事を書いていきますので、よろしくお願いします。
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