『ファシリテーション』とは?🍀会議・打ち合わせの進め方🍀

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「無駄だった…」

会議や打ち合わせで感じたことはありませんか?

発言が限られたり、結論が出なかったりすると、会議は非効率なものになってしまいます…

そんな会議を建設的に、かつ気持ちよく進めるために欠かせないのが


「ファシリテーション」です。


今回は以下の文献を参考に、

ファシリテーションの基本実践のコツ

までを一緒に学んでいきましょう。

【参考文献】


ファシリテーションとは?

ファシリテーション(Facilitation)は「促進する」「容易にする」という意味を持つ言葉です。
会議の中で、参加者の意見や考えを引き出し、対話を促進する進行技術のことを指します。

ファシリテーターの主な役割
  • 意見を引き出す
  • 中立の立場で場を整える
  • 話の流れを整理する
  • 合意形成を支援する
  • 時間や目的を意識して会議を進める

議論の「目的」と「過程」の両方を意識しながら進めていくのが、ファシリテーターの腕の見せ所です。


アジェンダとは?

ファシリテーションの基本は、

アジェンダ(議題・進行表)を準備する

ことから始まります。
アジェンダは、会議の目的や内容を参加者に共有する「道しるべ」のような存在です。

アジェンダ作成のポイント
  • 会議の目的を明確にする
  • 話し合う項目を順序立てて整理する
  • 事前に参加者へ共有する
  • 所要時間の目安を示す

たとえば、以下のような構成が考えられます

① 前回の確認

② アイデア出し

③ 優先順位づけ

④ 次のステップ決定

アジェンダをもとに、参加者と「今日は何のための会議か?」を確認しましょう。


会議を気持ちよく進めるためのルールとは?

ファシリテーターは、会議のルールを設定し、安心して話せる場をつくることが求められます。
ルールとは、「話し合いの土台」となるもの。誰もが発言しやすい空気をつくることが大切です。

【基本的なルールの例】
  • 人の意見を否定しない
  • 話をさえぎらない
  • 時間を守る
  • 一人ずつ話す
  • 話が脱線したら戻す
  • わからないことは確認する

ファシリテーターの声かけ例

  • 「今は意見を出す時間です」
  • 「その話題は後ほど取り上げましょう」

やわらかく場を整えながら、ルールが守られる雰囲気をつくりましょう。


発散と収束とは?

ファシリテーションには「発散」と「収束」という、2つの重要なプロセスがあります。

発散: 自由にアイデアを出す段階
  • 多様な考えを歓迎する
  • 量と多様性を重視する
  • ブレインストーミングなどを活用
  • 否定せずにまずは出し切る

収束: アイデアを整理・判断する段階
  • 意見を分類・統合する
  • 優先順位をつける
  • 実行可能な内容に絞り込む
  • 合意形成を目指す

発散と収束のバランスがとれていると、創造性と実行力の両方が高まります。
どちらかに偏らないよう、段階を意識して進行することが大切です。


見やすい記録とは?

会議の内容を「見える化」することも、ファシリテーションにおいて大切な役割です。
そのためには、リアルタイムで「見やすく整理された記録」をとることが効果的です。

記録の手段例

  • ホワイトボード
  • 模造紙
  • オンラインの共有メモ

見やすい記録のポイント

  • 誰が見ても理解できる
  • 意見を分類・整理して記載
  • 話の流れや論点が明確
  • 必要に応じて図解やマッピングを活用

記録係がいる場合でも、ファシリテーター自身が記録しながら進める場面もあります。
視覚的な情報があることで、話の整理や合意形成がしやすくなります。


ファシリタティブなチームとは?

ファシリテーションは、ファシリテーター一人が担うものではありません。
チーム全体が「ファシリタティブ(促進的)」な姿勢を持つことで、会議の質が向上します。

ファシリタティブな行動例
  • 他者の意見に耳を傾ける
  • 話を建設的につなげる
  • 問いを立てる・問いに応える
  • 発言を要約して場を整理する
  • 脱線した議論を戻すサポートをする

チーム全員が「よりよい会議にしたい」という意識を持つことで、場の雰囲気は大きく変わります。
誰もがファシリテーションを身につけ、実践できる可能性を持っています。


最後に

ファシリテーションは、会議を「進行する」だけでなく、「人と人をつなぐ」力でもあります。
一人ひとりの声を丁寧に扱い、共通の目的に向かって前進するための技術です。

【実践のポイント】
  • アジェンダを立てて目的を共有
  • ルールを決めて安心の場をつくる
  • 発散と収束を意識して進行
  • 記録を見える化して話を整理
  • チームでファシリテーションを支える

会議や打ち合わせを、今日から少しずつ変えていくことができます。

まずは「相手の話をよく聴くこと」。

そこから、ファシリタティブなチームを一緒に作っていきましょう💪

【PowerPoint資料】

Facilitation_Meeting_Slides.pdf

【参考文献】


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いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます。

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少しでも『ファシリテーション』について興味を深めていただき、
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