「もしかして発達障害?」〜『グレーゾーン』の理解におすすめの本 5選〜

おすすめ本

うちの子もしかして、発達障害?グレーゾーン?

と感じたことのある保護者の方や、先生方に読んでほしい、おすすめの書籍を紹介します。

『グレーゾーン』という言葉

『グレーゾーン』という言葉は教育現場や療育で使われることがよくありますが、そもそも明確な定義があるわけではありません。

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イラストACより

一般的には、人口の約14%が該当すると言われる、IQ70~84くらいの「境界知能」の人

とされていますが、一概には言えません。
全体的な知能としてはIQ100以上ある方も

ある領域ではIQ125だが
別の領域ではIQ 80だ

というように、発達に凸凹があり
困難を示す子もいます。
実際にたくさん出会ってきました。

例えば、計算や科学的な内容の理解はずば抜けているが
自分の気持ちを言語化したり、他者の気持ち読み取ったりするのが苦手などです。

以下に、困難を示す子に関わる保護者の方や先生方におすすめの書籍を紹介します。

特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方

X(Twitter)で大変な人気を誇っている特別支援学校の先生でもある平熱さんの書籍です。

発達に躓きがある子と、その周りにいる大人たちのために、
特別支援教育をベースにした「困った!」を小さくするヒント
をまとめた1冊です。特別支援学校で働いている平熱さんが自身の経験をもとに、さまざまな子に有効な特別支援教育のノウハウがわかりやすく解説されています。


境界知能とグレーゾーンの子どもたち

『ケーキの切れない非行少年たち』で大変話題になった、児童精神科医でもある宮口幸治氏の書籍です。

新任教師がクラスにいる様々な困難を示す子に出会い、
日々奮闘する姿を漫画でわかりやすく描かれています。

漫画でストーリーを紹介しながら
先輩教師が気になる行動の背景にある要因について
アドバイスをする形で、読者にもわかりやすく解説してくれます。


発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた 声かけ・接し方大全 イライラ・不安・パニックを減らす100のスキル (こころライブラリー)

これまで2000人を超える人の支援に関わってきた
元小学校教員で特別支援教育のエキスパート小嶋 悠紀氏の書籍です。

イライラ、パニック、暴言・暴力など、解決の難しい問題にも効果がある
多くの発達障害・グレーゾーンの人と関わるなかで磨き上げられた、
子どもたちへの「声のかけ方」「接し方」、そしてアセスメントの方法がわかりやすく100個紹介されています。


発達障害&グレーゾーンの小学生の育て方

株式会社LITALICOが運営する発達ナビとのコラボレーションによって生まれた書籍です。
発達の遅れや偏りが気になる小学生の子どもを持つ保護者の悩みに応えるため、
「食事や身支度に時間がかかる」「忘れ物が多い」など子どもの困った行動を33挙げ、一つの行動ごとに対策を三つほど紹介されています。
保護者の方だけでなく、教育に携わる方々にもおすすめできる書籍です。


グレーゾーンの歩き方: 発達障がい・グレーゾーンの世界を理解する本

発達障がいの人に起こる事象をだれもが身近に感じることができるよう、「本人目線」にこだわって、気持ちや困りごとが表現されています。

またなぜそうなってしまうのか、理由についても丁寧に言及されていて、
お子さんや担任する児童生徒の一見不可解な行動の背景が見えてくるかもしれません。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。


最後までご覧いただきありがとうございました🙇

いつも、記事を読んでくださる皆さま本当にありがとうございます。

今後もできる限り有益な記事を書いていきますので、よろしくお願いします。

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