友だちが「鬱」になったら…🍀

おすすめ本

友だちや家族が鬱(うつ)になった…

そんな時、どう対応したら良いか心得ておくことで
落ち着いて関わりやすくなります❤️

🍀人はなぜ鬱になるのか
🍀鬱は治るのか
🍀周りの人は、何をしてあげると良いのか

今回は、そんな疑問について一緒に考えながら、以下の文献を参考に学んでいきましょう💪

【参考文献】

「鬱ってどういうこと?」

「友だちが、鬱かもしれない」
そう感じるのはどんな状態でしょうか。

「鬱(うつ)」という言葉は気分が落ち込む状態を指しますが、
医学的には「うつ病」という病気を指すこともあります。

うつ病は、
気分が長期間にわたって落ち込み、楽しめなくなったり、集中力が低下したりする状態をいいます。

また、疲れやすさや睡眠の問題、食欲の変化など、体にも影響が出ることがあります。

アメリカの精神医学会が作成したDSM‐Ⅴによると
下記の9つの症状のうち1または2を含む5つ以上の症状があり、
それが2週間以上続いている
場合に「うつ病」と診断されます

①自分の言葉か、まわりから観察されるほとんど毎日の抑うつ気分
②ほとんど毎日の喜びの著しい減退
③著しい体重の減少、あるいは体重増加、ほとんど毎日の食欲の減退または増加
④ほとんど毎日の不眠または過眠
⑤ほとんど毎日の精神運動性の焦燥または制止(他者によって観察可能)
⑥ほとんど毎日の易疲労性、または気力の減退
⑦ほとんど毎日の無価値観、または過剰であるか不適切な罪責感
⑧思考力や集中力の減退、または決断困難がほとんど毎日
⑨死についての反復思考、反復的な自殺念慮、または自殺企図

DSM‐Ⅴ

症状は、一人ひとり異なるため、

友達がいつもつらそうにしている=うつ病

とは限りませんが、友達に上記のような、うつの傾向を感じることも多いのではないでしょうか。

友だちが辛そうにしているとき
無理に「元気出して」と言わず
どんな気持ちでいるのかを
静かに聞いてあげよう。


「なぜ鬱になるの?」

「どうして友だちは鬱になったの?」

と原因を探したくなります。
しかし、
「これが原因だ」
と断定できることは少ないです。

鬱にはいろいろな原因があって、
組み合わさることで発症することが多いです。

① ストレスやプレッシャー

学校での勉強
友だち関係
家庭の問題など

大きなストレスが続くと心が疲れてしまうことがあります。

② 性格や考え方のクセ

真面目で責任感が強い人や、完璧を求める人は、自分に厳しくなりがちです。
それがプレッシャーとなり、心の負担を増やしてしまうことがあります。


③ 身体や脳の働き

睡眠不足や過労が続くと、脳の働きが悪くなり、気分が落ち込みやすくなることがあります。また、うつ病は脳内の化学物質のバランスが崩れることで起こるとされています。


④ 環境の変化

引っ越しや進学、家族の状況の変化など、急に生活環境が変わると、心がついていけずに不安定になることがあります。


「これが原因だ」
と簡単に決めつけないことが大切。
それぞれの人にとって何が辛いのかは違います。


「何をしてあげたらいいの?」


友だちが鬱っぽい状態のとき、
あなたができること

① 話を聞く

友だちが話したいと思っているなら、静かに耳を傾けましょう。
「どんな気持ち?」
質問するだけで、心が軽くなることもあります。
ただし、アドバイスや解決策を押し付けないことが大切です。


② 無理をさせない

鬱状態のとき、普段の生活を続けることが難しい場合があります。
遊びに誘ったり励ましたりするのがプラスになることもあれば
それがプレッシャーになることも
あります。

「休みたいときは無理しなくていいんだよ」

と伝え、相手のペースを尊重しましょう。

③ 信頼できる大人に相談する

あなた一人で友だちを助けるのは難しいことがあります。
友だちに

「誰になら話してもいい?」

などと他の人の協力を求めたい旨を伝えた上で、
保護者や学校の先生、スクールカウンセラーなどに相談することが大切です。
一人で抱えてしまうと、あなた自身も疲れてしまいます💧

一人でなんとかしようと思うのではなく
「友だちを助けるために他の力を借りる」
という考え方を持つと安心


「鬱がひどいときはどうするの?」

もし友だちが「死にたい」と言ったり、自分を傷つける行動をとり始めた場合、それは緊急事態です。そのときは、次のような行動をとりましょう。

① すぐに信頼できる大人に伝える

友だちを守るためには、秘密を守るよりも命を守ることが優先です。
「誰にも言わないで」
と言われても、そのままにせず、大人に相談してください。

② 友だちのそばにいる

すぐに助けが必要な場合、友だちを一人にせず、そばにいるようにしましょう。

そして、大人や専門家が来るまで落ち着かせます。

あなたが感情的にならないで
深呼吸をして、自分も冷静さを保とう。


「鬱は治るの?」

うつ病は、適切な治療を受ければ必ず良くなります
心療内科や精神科の先生に相談することで、薬やカウンセリングなどの治療が進められます。

しかし、回復には時間がかかることもあります。
その間、友だちが少しずつ元気を取り戻す様子を見守りましょう。

「まだ治らないの?」と焦らず
「ゆっくりでいいんだよ」
と伝えると、相手も安心できます。


あなた自身も大切に

友だちのサポートを頑張るのは素晴らしいことですが、
自分自身の心の健康も大切です。
友だちや家族のことで疲れたら、他の誰かに話したり、楽しい時間をつくったりして、リフレッシュすることが、冷静なサポートに繋がります🍀

あなた自身が元気でいること
それだけでも友だちの支えになる


おわりに

友だちが鬱になったとき、あなたができるのは、

そばにいて支えること
信頼できる大人や専門家と協力することです

一人で抱え込まず、みんなで力を合わせて友だちをサポートしましょう。

「友だちのことを大切に思う気持ち」
は、きっと相手に伝わります。
あなたの優しさが、友だちにとって大きな支えになるはずです。

【参考文献】


最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます🍀

この記事を読まれた方が、
少しでも『鬱(うつ)』について興味を深めていただき、
少しでも参考になれば嬉しいです🌈

今後もできる限り有益な記事を書いていきますので
よろしくお願いします。

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