子どもを褒める際、直接的に
「すごいね!」
「よくできたね!」
と言葉にすることは大切です
加えて、間接的に褒める方法も効果的です。
間接的に褒めるとは、
直接子どもに対してではなく
父→母→子ども
母→父→子ども
教師→親→子ども
親→教師→子ども
などのように
三角関係(トライアングル)で
周囲の人に話す形で間接的に子どもの良い点や成長を伝えることです。
今回は、トライアングル褒めのメリットについて一緒に考えていきましょう💪
【参考文献】
1. 自発的なモチベーションが高まる
間接的に褒めることで、子どもは「褒められたいから行動する」のではなく、「自分が価値のある行動をしている」と自然に感じ取れるようになります。たとえば、先生が他の先生や保護者に「〇〇さん、最近すごく授業態度が良くなったんですよ」と伝えた場合、子どもは「認められている」と感じ、より積極的に取り組む意欲が湧いてきます。
2. 周囲との良好な関係が築ける
間接的に褒められることで、子どもは周囲の大人からも愛され、認められていると感じやすくなります。たとえば、保護者が来校した際に「お子さん、クラスの中でもよく手を挙げて意見を述べていますよ」と伝えると、子どもは自分の行動が他の人からも評価されていると感じ、安心感を得られます。さらに、褒める言葉が本人以外にも伝わることで、周囲の子どもたちとの間でもポジティブな雰囲気が生まれやすくなります。
3. プレッシャーを減らしつつ自己肯定感を育む
直接褒めると、子どもがプレッシャーを感じてしまうことがありますが、間接的に褒めるとそのような負担が軽減されます。たとえば、「〇〇くん、すごいね!次も完璧にやってね!」と直接褒めてしまうと、子どもは次回も同じ水準で期待されていると感じ、かえって負担になりがちです。しかし、先生が他の先生や保護者に「〇〇くん、最近すごく努力していて成績も上がっているんですよ」と伝えることで、子どもは自然と自分の頑張りが認められていると感じ、自己肯定感を育むことができます。
4. 内面的な成長を促す
間接的に褒めることは、子どもの自己評価力を高め、内面的な成長を促します。たとえば、先生が「〇〇さん、いつも友達に親切に接している姿が素敵だなと他の先生たちと話しているんですよ」と伝えると、子どもは「親切にすることが大切なんだ」と感じ、自らその行動を続けようとするでしょう。これにより、褒められることだけが目的でなく、内面からの成長を促すことができます。
5. 子どもの周囲にポジティブな影響を与える
間接的に褒めると、他の子どもたちもその子の良い点に気づきやすくなり、クラス全体に良い影響を与えることができます。たとえば、授業の中で「〇〇くん、今日の発表すごく良かったって先生たちも言っていたんだよ」と伝えると、他の子どもたちも「自分も頑張れば褒められるかも」と感じ、全体のモチベーションが向上します。
まとめ
間接的に褒めることで、子どもはプレッシャーを感じずに自己肯定感を高め、内面的な成長を促すことができます。また、子どもと周囲との関係が良好になり、クラス全体が前向きな雰囲気に包まれるメリットもあります。ぜひ、日々の指導の中で意識的に取り入れてみてください。
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