リーダーの「話し方」🍀セルフ・パペットを使いこなす🍀

おすすめ本

リーダーらしい話し方とは

『リーダー』


と聞くと、どんな人をイメージしますか?

優秀なリーダーは、ただ指示を出す人ではありません。

人の注目を集めて
思いを伝えて
一緒に進んでいく人
のことだと考えています。


だからこそ
「何を言うか」以上に
「どう話すか」が大事になります。

大切なのは、話し方にちょっとしたコツを加えてみること
カギになるのが「セルフ・パペット」という考え方です。

これは、難しいテクニックではなく、誰でも今日から使えます。
自分の中のいろんな「自分」を使い分けてみる

以下の文献を参考に一緒に学んでいきましょう。

【参考文献】

セルフ・パペットとは

セルフ・パペットというのは、簡単に言えば

「自分の中の役割を操る」

ことです。

『素の自分』と切り分けた
『リーダーとしての自分』

場面にあわせて自分を俯瞰的見て、『リーダーとしての自分』
操り人形のように自分を操るイメージです。

たとえば、こんな役割を持っている人は多いはずです。

  • はっきり物を言うリーダー役
  • 和ませ役のムードメーカー
  • 静かに寄り添う聞き役
  • データを示す専門家役
  • 気持ちに共感するサポーター役

これをうまく切り替えると、話に引き込まれやすくなります。
難しそうに見えて、ちょっと意識するだけで誰でもできます。

セルフ・パペットを使えると、こんな良いことがあります。

  • 話を聞いてもらいやすくなる
  • 相手の心に届きやすくなる
  • 信頼してもらいやすくなる
  • チームに「基準」を示せる
  • 「この人についていきたい」と思われる

影響力をもつ話し方: 注目を集める


話を聞いてもらうには、まず「え、なに?」と耳を向けてもらわないといけません。
そのために大事なのが、最初のつかみです。

ここでもセルフ・パペットの出番です。
たとえば、こんな始め方があります。

  • ちょっと意外なデータをサラッと伝える専門家役
  • 「さっきこんなことがあってね」と雑談を混ぜるフレンドリー役
  • 静かに「大事な話があります」と落ち着いた声で話す落ち着き役

声のトーン、間の取り方、目線の配り方で印象はぐっと変わります。

また、登場までの時間に、注目を集める工夫(落ち着いた一定のリズムの足音)
敢えて”コツッコツッ”と音のなりやすい靴を履いているリーダーをたくさんいます。


一度意識して試してみてください。
「あれ、なんだか聞いてくれるな」と感じることが、きっとあるでしょう🍀


高揚感を高める


人は「面白い!」「やってみたい!」とワクワクしたときに動きます。
だから、話す側がまず熱をもっていることが大事です。

熱を伝えるには、自分の中の「情熱パペット」を前面に出しましょう。

たとえば、

  • 声をちょっと大きめにして、身振りをつけて話す
  • 「私はこれを絶対にやりたいと思っています」と言い切る
  • 小さな成功を一緒に喜ぶ共感役にスイッチする

聞いている人は、話し手の温度に引っ張られます。
ワクワクしたいなら、まず自分がワクワクすることが近道です。


信頼感を与える


いくら話し方が上手でも、「この人、信用できないな」と思われたら意味がありません。
信頼してもらうには、言葉の一つひとつに誠実さが必要です。

ここで使いたいのが、誠実な「共感役」と冷静な「説明役」です。

ポイントは、

  • 嘘はつかない
  • わからないことは「わかりません」と言う
  • データや根拠を示して話す
  • 相手の気持ちにちゃんと耳を傾ける

「この人はちゃんと向き合ってくれる」と思ってもらえることが、信頼につながります。


基準を示す


リーダーが大事にしている考えを言葉にして伝えること。
これが「基準を示す」ということです。

たとえば、

  • 「うちのクラスでは挑戦することを大事にします」
  • 「正直でいることが一番です」
  • 「失敗してもいい、学ぶ姿勢が大事です」

言葉にして伝えると、相手は「どう行動すればいいか」がわかります。
ただし、自分がその基準を守っていないと説得力はゼロです。
だからこそ、まずは自分が示すことが大事です。


器の大きさを見せる


最後に大切なのが、「この人ならついていきたい」と思ってもらえる器の大きさです。
器の大きさとは、余裕や寛容さです。

ここで出番なのが「受け止め役」や「哲学者役」です。

たとえば、

  • 意見を頭ごなしに否定しない
  • 反対意見にも「そういう考えもあるね」と受け止める
  • 「過去の失敗も今の自分には大事だった」と話す

話し方のテンポをゆっくりにするだけでも、余裕が伝わります。
焦らず、堂々と話すだけで、周りは安心してついてきます。


教壇に立つリーダーとして教員に求められる話し方


教員は、子どもたちにとって身近なリーダーです。
だからこそ、セルフ・パペットの活用は授業や学級経営にぴったりです。

たとえば、

  • 難しい話をわかりやすくする「わかりやすい先生役」
  • 子どもに寄り添う「聞き役先生」
  • ユーモアで場を和ませる「楽しい先生」
  • 時には厳しくルールを伝える「指導者先生」
  • 「君はどう思う?」と問いを投げかける「問いかけ役」

授業で注目を集めたいときは、声の抑揚や板書、アイコンタクトを工夫してみてください。
「面白そう!」と思わせる一言があるだけで、子どもの目は輝きます。

信頼してもらうには、子どもの声にちゃんと耳を傾けることが一番です。
そして、「このクラスでは何が大事か」という基準を言葉にして、みんなで共有してください。
最後に大事なのは、失敗しても受け止めてくれる器の大きさです。
「大丈夫、失敗は成長の種だよ」と言える先生の言葉は、子どもの心にずっと残ります。


最後に


リーダーとしての話し方は、特別な才能ではありません。
ちょっとしたコツと、自分の中の「セルフ・パペット」を知っておくだけで、誰でもできます。

教員こそ、この技を一番生かせる仕事の一つです。
子どもの心に届く話し方を、一緒に育てていきましょう。


【参考文献】

最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます🍀

この記事を読まれた方が、
少しでも『リーダーの話し方』について興味を深めていただき、
少しでも参考になれば嬉しいです🌈

今後もできる限り有益な記事を書いていきますので
よろしくお願いします。

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