『アマトレ』とは?🍀子どもの甘えを育て、自己肯定感を高める🍀

おすすめ本

アマトレとは、子どもの『甘え』を育てるトレーニングのことです。

子どもの健全な『甘え』が育つ

人に頼れる人になる

落ち着いて学べる機会が増える

親も子も自己肯定感を向上できる

今回は、

🍀『アマトレ(甘えトレーニング)』の基本的な考え方
🍀   健全な『甘え』とは何か
🍀『甘え』を育てるには、どのような関わりが良いのか
🍀『甘えさせる』ことと『甘やかす』ことの違い

などについて、以下の文献を参考に一緒に学んでいきましょう💪

【参考文献】


『甘え』とは何か?

甘えとは、
子どもが親や保護者などの信頼できる人に対して、
自分の欲求や感情を素直に表現する行動や姿勢のこと
を指します。

例えば、

「抱っこして」
「一緒にいてほしい」

といった要求や、悲しいときに涙を流して安心を求める行為などです。
甘えは、次のような点でとても重要な役割を果たします。

  • 情緒の安定:甘えを受け入れられることで、子どもは心理的な安心感を得られます。
  • 自己肯定感の形成:自分の感情や要求が受け入れられることで、「自分は大切にされている」という感覚を育みます。
  • 信頼関係の構築:甘えを通じて親子間の信頼関係が深まります。

『甘えさせる』ことと『甘やかす』ことの違い

「甘えさせる」と「甘やかす」は似て非なるものです。
これらを混同してしまうと、子どもにとっても親によっても悪影響が生じ、信頼関係に傷が入ってしまいます…💧

具体例を挙げながら、その違いを見ていきましょう。


甘えさせる

甘えさせることは、子どもの健全な発達を促すためのサポートです。
子どもの感情や欲求を受け止めつつも、自立に向けた適切な支援を行うことを指します。

例1:寝る前に「抱っこして」と言われた場合

  • 対応:子どもを抱っこし、「安心して眠ってね」と声をかける。
  • 意図:子どもの不安を軽減し、安心感を与える。

例2:課題に取り組む途中で「手伝ってほしい」と頼まれた場合

  • 対応:少し手伝いながら、「ここまでできたね、次は自分でやってみよう」と励ます。
  • 意図:達成感を味わわせつつ、自信を育む。

甘やかす〉とは

一方で、甘やかすことは、
子どもの短期的な欲求を満たすだけで、自立を妨げる行為と言えます。子どもが感情を適切に表現する機会や、困難に対処する能力を奪う可能性があります

例1:スーパーで「お菓子を買って」と駄々をこねられた場合

  • 対応:その場を落ち着かせようと、要求を受け入れ、お菓子を買い与える。
  • 結果:子どもは欲求をコントロールする方法を学べず、『駄々をこねたら願いが叶う』と誤学習してしまい、行動がエスカレートする可能性。

例2:宿題を「全部やって」と頼まれた場合

  • 対応:宿題をすべて代わりにやってしまう。
  • 結果:子どもは達成感を得られず、努力する意欲を失う。

このように、その場をとりあえず収めようとして、
親が子どもの機嫌取りをしたり
親が子どもの要求を叶えすぎたりすると
機嫌は誰かが取ってくれると誤学習
自分の負の感情を自分でコントロールする力を育てることができなくなってしまいます

では、健全な『甘え』はどのように育てると良いのでしょうか。


アマトレ(甘えトレーニング)の基本

子どもの『甘え』を育てるには、
次のポイントを意識した関わり方が大切です。
簡単に言うと

① わかるよ。
② よしよし
③ ぎゅー

①子どもの感情を受け止める(わかるよ・よしよし・ぎゅー)

子どもが甘えを表現する際に、
その感情を否定せず受け入れることが大切です。

たとえば、
子どもがこけて泣いたとき、
「そんなことで泣かないの!」と否定せず、
「痛かったね」と気持ちを言語化し、寄り添う姿勢が大切です。

子どもは、感情を表現する言葉が少ないので
感情のラベリングをすることで
徐々に自分の感情を自分でコントロールできるように
なっていきます。

ここで、とりあえず泣き止ませようと何かを与えたり、誤魔化したりすると、感情をコントロールする方法が学べず、機嫌は誰かが取ってくれると誤学習する可能性があります。

『痛かったね』
『よしよし』
『ぎゅー』

この3点が『甘え』を育てる基本です。

②適切なルールを設定する

甘えさせることと甘やかすことを区別するために、一定のルールを設けることが必要です。たとえば、「お菓子は1日1回まで」というルールを設け、その中で選ばせることで、子どもが自分で考える力を育てられます。

3. 自立を促す支援を行う

甘えさせる中にも、子どもが自立に向けたステップを踏めるような支援を行います。
たとえば、子どもが中々片付けられないとき
「一緒に片付けよう」と声をかけて手伝いながら、徐々に一人でできるように導いていくことが大切です。


1人ではできないけれど、支援があればできること

に対して大人が適切な支援をすることで
人でできることを増やし、自己肯定感を高めていく関わりが大切です🍀


甘えを受け入れることで育つ力

甘えを受け入れながら育てられた子どもは、
次のような力を身につけることができます。

  • 自己表現力:自分の感情や欲求を適切に伝える力。
  • 対人スキル:他者との信頼関係を築く力。
  • ストレス耐性:安心感の基盤があるため、困難な状況に対処しやすい。
  • 自己効力感:たとえ失敗しても、『自分なら何とかできるようになる!』と自分で自分の力を信じ、チャレンジし続けることができる。

甘えを十分に受け入れてもらえなかった場合
上記の力が育ちにくくなるため
子どもは感情を抑え込んだり
不適切な形(暴言・暴力・自傷・引きこもりなど)で表現したりする
可能性
があります。


まとめ

アマトレ(子どもの甘えを育てる)は、親や保護者が子どもの甘えを適切に受け入れることで、子どもの情緒的な安定や自立を促す方法です。

「甘えさせる」と「甘やかす」の違いを理解し、子どもの成長を支える関わり方を実践することで、子どもは安心感と自己肯定感を得ながら、自信を持って社会に向き合える力を身につけていけると信じています✨

『甘え』は決して悪いものではありません。

『甘え』を適切に受け入れることで、子どもの将来の可能性を広げる鍵となるのです。

【参考文献】


最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます🍀

この記事を読まれた方が、
少しでも『アマトレ』について理解を深めていただき、
少しでも参考になれば嬉しいです🌈

今後もできる限り有益な記事を書いていきますので
よろしくお願いします。

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