子育てをしていると、

ちゃんと話を聞いているつもりなのに、うまく伝わらない

共感しているはずなのに、子どもが不機嫌になる
こんな経験のある方も多いのではないでしょうか。
今回は、以下の文献を参考に
子どもと関わる際にぜひ知っておいてほしい
モノホンの傾聴について、
具体例を交えながら、できるだけわかりやすくお話しします。
一緒に学んでいきましょう✏️
【参考文献】
「傾聴」の誤解
「傾聴」と聞くと、次のようなイメージを持つ方が多いかもしれません💧
- 相手の話を最後まで黙って聞く
- うなずきや相づちをたくさん入れる
- アドバイスを我慢する
これらは確かに大切です。
しかし、それだけでは十分とは言えません。
表情や態度では聞いていても、心の中で、
- 「それは違うんじゃない?」
- 「早く解決策を教えてあげたい」
- 「また同じ話だな…」
と評価や判断が動いていると、その空気は言葉にしなくても伝わってしまいます。
傾聴とは、技術ではなく聴く姿勢👂
相手に向ける心のあり方そのものだと考えています。
「傾聴」の3姿勢
傾聴の土台となるのが、心理学者カール・ロジャーズが示した3つの基本姿勢です。
カウンセリングだけでなく、家庭での親子関係にも活かせる大切な心構えだと考えています💓
受容(無条件の積極的関心)
受容とは、
相手の感情や考えを、条件つきで評価せず、そのまま受け止める姿勢です。
ここで大切なのは、
「受容=同意・賛成」ではない、という点です。
たとえば子どもが、
「学校に行きたくない」
と言ったとき、親の頭にはこんな思いが浮かぶかもしれません…
- 行かなきゃいけないのに
- 甘やかしていいのかな
- このままで大丈夫?
それでも、傾聴ではまず、
「そっか、行きたくない気持ちなんだね」
と、気持ちの存在そのものを認めることが大切です。
会話例(受容)
子:
「明日、学校行きたくない」
親:
「そうなんだ。行きたくないくらい、しんどい気持ちなんだね」
否定されなかった経験は、
「話してもいい」という安心感につながります。
共感的理解
共感的理解とは、
相手の立場に立って、その人の見え方・感じ方を理解しようとする姿勢です。
ポイントは次の通りです。
- 自分の正しさをいったん横に置く
- 「なぜそう感じたのか」に関心を向ける
- 結論を急がない
共感は「わかるよ」と言うことではなく、
「この子には、今こう見えているんだな」と理解し続ける姿勢が大切だと考えています💓
会話例(共感)
子:
「先生に当てられるのがイヤなんだ」
親:
「当てられると、どんな気持ちになるの?」
子:
「間違えたら笑われそうで…」
親:
「それは怖いよね。みんなの前だと、余計にドキドキするよね」
共感されると、子どもは自然と気持ちを言葉にし始めることが多いです。
自己一致
自己一致とは、
聴き手自身が、自分の内側に起きていることにも正直でいる姿勢です。
ここでとても大切なのが、次の視点です。
聴き手は、話し手の話に虚心に耳を傾けながらも、
聴き手自身の感じていることも丁寧に感じとること
つまり、
- 相手の話に集中する
- でも聴き手自身の感情も無視せず、丁寧に感じ取る
- 無理に「理想の親」を演じない
ということです。
傾聴≒映画鑑賞(主人公は話し手)
傾聴をイメージしやすくするために、
映画鑑賞にたとえてみましょう。
この映画の主人公は、
話している相手です。
聴き手は観客として、
- ストーリーを勝手に変えない
- 結末を先回りして言わない
- 「それは違う」と口出ししない
ただ、その物語を見守ります。
「話し手が主人公の映画鑑賞」と「傾聴の3姿勢」
書籍で紹介されていた、
話し手が主人公の映画を見るということは、
傾聴の3姿勢と重なり、とてもわかりやすいと思います。
受容とは、
「どんなストーリーでも上映を止めないこと」。
共感的理解とは、
「主人公の気持ちに寄り添いながら観ること」。
自己一致とは、
「聴き手は観客として、自分の感情も丁寧に感じ取ること」。
親が脚本家や監督にならないことが、傾聴のコツです。
やってしまいがちなNG対応との対比
傾聴しようと思っていても、
子どもを大切に思うからこそ、ついやってしまう関わりがあります。
NG① すぐにアドバイスする
子:
「友だちとケンカした」
親:
「じゃあ謝りなさい」
→
「どんな気持ちだった?」と感情を先に。
NG② 励ましすぎる
子:
「どうせ僕なんて」
親:
「そんなことない!」
→
「そう思うくらい、つらかったんだね」
NG③ 正論で説得する
子:
「宿題やりたくない」
親:
「やらないと困るでしょ」
→
「今はやりたくない気分なんだね」
NG④ 話をまとめてしまう
親:
「つまり○○でしょ?」
→
「それで、どうなったの?」
NG⑤ 親の不安をぶつける
親:
「将来困るよ!」
→
「心配な気持ちもあるけど、今は話を聞かせて」
NG対応をしてしまったときのリカバリー
大切なのは、
NG対応をしないことではありません。
「さっきは、ちゃんと聞けてなかったかも。
もう一回、話してもいい?」
この一言で、関係は十分に修復できます。
「傾聴」は聴く側にとっても肯定的な体験に?
傾聴は、話し手だけでなく、
聴く側の心も整えてくれます。
- 「どうにかしなきゃ」という焦りが減る
- 相手をコントロールしようとしなくなる
- 関係性を信じられるようになる
「ちゃんと向き合えた」という感覚は、
親自身の自己肯定感にもつながります。
主人公のストーリーの映画を見て、感動をもらうことと
に似ていると考えています。
さいごに
傾聴は、完璧である必要はありません。
- 途中で口を挟んでしまってもいい
- うまく共感できない日があってもいい
- 気づいたところから、また聴けばいい
傾聴とは、
相手の世界に、そっとおじゃまする心構えです。
今日の会話が、
少しだけモノホンの傾聴に近づくきっかけになれば嬉しいです。
【参考文献】
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます🍀
この記事を読まれた方が、
少しでも『傾聴』
について興味を深めていただき、
少しでも参考になれば嬉しいです🌈


コメント